防音対策の素材毎の違い
防音対策と言いましても色々な素材や対策方法がございます。
素材毎の特性の違いや、対策の違い等により、より自分好みな車内空間を構築する事が可能となります。
まずは防音対策の素材毎の違いをまとめてみました。
吸音材
素材内部に音を導く事により音を消す素材。反射音を軽減させます。
主に空気を通過させるものが多い。
【 代表商品 】 シンサレート、ニードルフェルト等
遮音材
その表面で音を反射する事で音を漏れなくする素材。
基本的に通気性はない。
【 代表商品 】 エプトシーラー等
制振材
貼り付ける基材の振動を抑えて騒音を小さくする素材。
【 代表商品 】 レジェトレックス制振シート、レアルシルト超・制振シート等
各素材の効果的な組み合わせの方法
防音対策において以下の組み合わせを弊社ではお勧めしております。
車外→制振材→吸音材→遮音材→吸音材→車内
これは車外からの場合、制振材で振動による音を小さくし、吸音材で音の反射を軽減させ、遮音材で抑える形となります。
遮音材で跳ね返った音は、外側の吸音材で更を軽減させ、基材のビビリ音の防止に役立てます。
車内に侵入した音は、吸音材で音の反射を軽減させ、遮音材で抑える形となります。
遮音材で跳ね返った音は、内側の吸音材で更を軽減させ、音の跳ね返りを防ぎます。
好みや色々な考え方等で、方策は変わってきますので、あくまでも参考としてご覧いただきたく存じます。